部屋を探す
さて、実際にお部屋を探しはじめましょう。
今主流の方法はインターネットでの検索。不動産屋さんに到着する前に見学するお部屋を決めていらっしゃる方もいます。
問題は条件の
絞りすぎ?!
サイトに希望条件を入力して検索するのが手順ですが、はじめのうちはなかなか適当なお部屋が見つからないもの。一番よくある理由として「条件の絞りすぎ」が挙げられます。
条件を決めるポイントでもお話しましたが、全ての理想を叶えることはなかなか難しいものです。本来の希望よりもちょっとゆるめの条件で探すことで、意外なお部屋とめぐり合えることも多くあります。
たとえば駅徒歩10分以内にこだわっていたけど、13分のところなら、その他の条件を満たすものがあったり、築10年以内としていたけど、築15年でもきれいにリフォームされたお部屋があったり、などなど。特に駅に近いお部屋は、便利な地域だからこそ既に建物が建っているはずなので、築年数を経ていることが多いです。
探すときの注意点は
空室状況確認
ここで注目すべきは「空室状況」です。「空室」であれば、すぐに中を見学することも、引っ越すこともできます。「退去予定」の場合、退去する予定ではあるものの、まだ入居者さまが住んでいるという意味ですので、ご自身の入居スケジュールにあうか確認が必要です。前の方が引っ越したあとにリフォームやクリーニングなどを行いますので、前の入居者さまが退去してから入居可能な状況になるまで、早くて1週間位、お部屋の間取や退去時の状態によっては2週間以上かかることも。
間取図に注目
同じ間取表示でも、リビングとその他の部屋の間に開口部があるかないかで、室内のイメージや用途が異なってきます。引戸などの場合は開口すればひろびろ大空間が手に入りますし、壁の場合は個別の居室スペースが確保できます。新婚などご夫婦だけの世帯なら開口タイプの2LDK、お子様がいる方なら壁タイプの子供部屋として利用できます。
併せて確認したいのは「方位」。間取図の脇に矢印の図が付いていますが、大抵は方位を示す矢印の先に三角のマークがついており、この尖っている方角が北側になります。通常の部屋はリビングなどの大きな窓がある方角で判ります。一概に南向きが良いとも言えず、ご自身の生活スタイルを考えるとまた違った見方ができます。たとえば毎朝早く起きて朝食をとり、帰りはいつも遅くなる方なら東側に開口部があるほうが明るい朝日が入ります。また、一人暮らしでお休みの日は昼まで寝ていて活動はもっぱら午後からという方であれば、西向きの方が明るいお部屋となる場合もありますね。
補足用語集
- 徒歩所要時間表記
- 不動産の表記方法として80mを徒歩1分と表示しています。これはもちろん直線距離ではなく地図上の道のりを測っていますが、ひとによって歩くスピードは違うもの、また信号や踏切の待ち時間は含まれていませんので、現地を確認したときにはご自身の足で確かめてみてください。
- 築年数
- 築年数が古いと比較的安いお部屋が多く見られますが、大規模リフォームされていることもあり思いがけずきれいな部屋もあります。
- 構造
- 鉄筋、鉄骨、木造などありますが、表面的にはわかりづらいものです。実際の生活をする上での大きな違いは、防音性と断熱性。特に断熱性が良いと冷暖房効率が良いので毎月の光熱費節約にもつながります。